少しでも矯正治療についてご理解いただきたいので、パンフレット・問診表を
お送りして記入後初診日にお持ちいただきます。初診日が近い場合は当日15分
くらい早めに来院していただいて記入していただきます。(お電話、メールで)
歯並び咬み合わせなどを診た後に、良いところ・悪いところを含めた現在の状態
および将来についてお話します。
写真・歯型・レントゲンなどの資料を採取し、これらを分析・診断をして治療計画書を作成します。
資料から得た情報を分析し計画書と合わせながら治療方法のカウンセリングを
行ないます。分からないことや気になること、要望などを聞いて治療方法を
決定します。
本格的な矯正治療の前に行ないます。
■虫歯の検査、唾液検査→必要に応じてPMTC(プロフェッショナルケア)
■ブラッシング指導
(本格的な治療の前に現在どのくらい磨けているかチェックします)
■抜歯や虫歯の治療
■筋機能療法による舌のトレーニング
(ブラケット治療と同時に行なう場合もあります)
■ブラケットを装着する前に歯並びを広げたりします。
(ブラケット治療を円滑に行なう為)
ブラケットを装着して本格的な治療を行ないます。
ブラケット装着後およそ1週間後にブラッシンッグ指導します。
何回か指導が必要な場合もあります。
ブラケットを外してリテーナーを使用して歯を安定させる保定期間に入ります。
※ブラケットを外したら終わりではありません。
この安定させる期間がより重要です。
歯並び・咬み合わせが問題ないと判断されましたら治療終了になります。
終了したらもう来てはいけないということでありません。
気になることがありましたらご連絡していただくようにしております。
当院では、矯正治療に対して不安を感じられている方・矯正治療に踏み込めない方の為に
特殊な矯正装置を使用しております。例えば、矯正装置が見えないように歯の裏側に行う舌側矯正や、
これまでの矯正とは違い短期間で治療が完了する装置など、
矯正治療への一歩が踏み出せない方はお気軽にご相談下さい。
矯正治療には様々な装置があります。
主に矯正治療と言うとこのブラケットによる治療を言います。歯の表面に接着剤で接着します。種類は金属・プラスチック・セラミックなどがあります。どれも利点・欠点があります。
またブラケットによる治療には歯の表側(唇側)から行なう方法と、裏側(舌側)から行なう方法があります。
■まず小学生低学年時に前歯だけの治療と、永久歯がすべて揃っている時の治療と2回に分けることがあります。初診時の年齢と状況によって異なります。
■食べ物・食べ方・歯質によって外れることがありますので早めに付け直す事が必要です。基本的には取り外しできません。その際、料金は無料です。
当診療所ではデーモンシステムというブラケットをお勧めしております。見た目は金属とセラミックスの中間位ですが、従来のブラケットより痛みが少なく(※痛みは個人差があります)歯が動くのが早く通院間隔も少し長いです(※歯の動き方には個人差があります)。
もちろん従来の金属やセラミックのブラケットでも問題ありません。最近はこちらを選ばれる方が多いです。
ブラケットとは違い取り外しが出来ます。目的に応じて様々なタイプとして利用出来ます。取り外しが可能なので扱いやすいのですが、きちんと使っていただかないと効果がありません。
小さい歯並びを広げる装置です。真ん中にスクリュー(ねじ)があり、回すと広がる構造になっています。上顎が極端に小さい場合や、歯が並ぶ隙間がなく将来凸凹になりそうな場合などに使います。
これにより抜歯をしないで治療できる可能性が高くなります。
ブラケットを外した後に何もしないと後戻りと言って歯は元に戻ろうとします。歯並びが安定するまで使っていただくのがリテーナーです。
種類もいくつかあります。
上顎前突(出っ歯)は上顎(うわあご)と下顎(したあご)の成長の差、指しゃぶり、
口で息をする癖、舌癖などでおこります。
過蓋咬合(深いかみ合わせ)は上顎と下顎に成長差があったり、奥歯がなくなったときなどにおこります。
下顎前突(うけ口)は上顎と下顎の成長の差、前歯がはえかわるときの不正などによって
おこります。
叢生(乱杭歯、八重歯)は歯が顎にくらべて大きすぎたり、乳臼歯の虫歯がひどかったときにおこります。
開咬(上下の歯がかみ合わない)は指しゃぶり、舌癖、上下の顎の発育不正などによって
おこります。
正中離開(すきっ歯)は上顎の中切歯(いちばん前の歯)は、はえてくるときは一時的にひらいていますが、側切歯(中切歯のとなりの歯)がはえるととじるのがふつうです。
しかし、余分な歯(過剰歯)やうわくちびるの内がわのひだ(上唇小帯)が大きすぎるときには、ひらいたままになってしまいます。